2009年に結婚。激動の一年でした。2010年もいい年になりますように。
by rick-rack
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最近読んだ本~2006年1月
2005年の年末から、2006年1月中旬までに読んだ本についての覚え書きを。
・「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」
リリー・フランキー著(扶桑社・2005年)
実家に帰省する飛行機の中で読み始めました。
前評判が高すぎて、なかなか手が出なかったのですが・・・(あまのじゃくなんです)
いやー、よかったです。
号泣というわけではなかったけど、目頭が熱くなる場面がいくつかありました。
中でも一番好きな場面は・・・。
オカンがリリーさんに「貯金とかあるの?」と聞かれたときに、
リリーさんの大学の卒業証書を見せて「これに全部つかってしまった。」と答えるところ。
ほぼ母子家庭状態という金銭的に余裕のない状態で息子を東京の芸大に出し、
卒業させるということの苦しさ、大変さ。
泣くところではないのですが、なかなか胸にくるものがありましたねー。
・・・わたし自身が、地元から遠く離れた大学へ行かせてもらった経験もあるのでしょうけど。
・「模倣犯(文庫版) 全5巻」宮部みゆき著(新潮文庫・2005年)
これも単行本がベストセラーでしたね。映画化もされていますし。
文庫になってから読もうと思って待っていたのですが、単行本が前・後編2冊に対して
文庫が全5巻では、金額的にそんなにお得な感じはしませんでした(笑)
宮部みゆきは時代物以外のミステリーは結構読んでいるのですが、
そのなかでもボリュームもあるし、相当「読ませてくれる」作品だと思います。
全5巻のうち、1巻目で事件の概略が述べられ、
続きの2~4巻では犯人側と事件とのかかわりの描写になるのですが、
ここは結構読んでて気分が重たくなる部分でした。
それでも、宮部作品は内容としては切ない部分も多いのだけれど、
大抵犯人が捕まって「勧善懲悪」となる結末が多いところが、好きです。
・「庭ができました」銀色夏生著(角川文庫・2005年)
こちらは、詩人かつエッセイストの銀色夏生さんの写真エッセイ。
2003年に地元である宮崎に建てた自宅の庭作りの様子が、写真で綴られています。
銀色夏生さんの作品にはじめて触れたのは、まだわたしが中学生の頃。
仲の良かった友人から教えてもらった、のだったと思います。
あのころは、銀色さんといえば風景写真に恋愛の詩を組み合わせた
写真詩集という形での作品が主流でした。
「あの空は夏の中」「わかりやすい恋」「このワガママな僕たちを」などなど・・・。
独特の世界にはまって、ひとり切なくなってみたりしていました(若かったなぁー)
そのあとは詩集や小説を発表しながらも、
年に1冊「つれづれノート」というエッセイ集を発行し、
プライベートを報告してくれていました。
わたしはその「つれづれノート」の大ファンだったのですが、
残念ながら2005年の「つれづれノート 14」で
このシリーズは終わりなんだそうです。
毎年の近況報告を10年以上楽しみにしていた身としては、
ちょっと、いや、かなりさみしい。
で、「庭ができました」。
さすがアーティストの銀色さんだけあって、庭づくりも独創的です。
コンクリートのたたきに、いろんな色のタイルの見本を埋め込んでいったり。
子供達にコンクリートに自由に絵を書かせてみたり。
なにより、敷地300坪の3分の2が庭で占められているので、
スケールがもう個人の「庭」ではなく、「公園」といった方が近いのでは(笑)
そしてわたしとしては・・・。
「去年と今年でも植物の様子は違う。枯れてしまう木もあるし、枯れそうなものが
根付くこともある。いつまでも同じ、なんてどこの世界にもないのかも。」
というあとがきのくだりが、一番心に残りました。
・「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」
リリー・フランキー著(扶桑社・2005年)
実家に帰省する飛行機の中で読み始めました。
前評判が高すぎて、なかなか手が出なかったのですが・・・(あまのじゃくなんです)
いやー、よかったです。
号泣というわけではなかったけど、目頭が熱くなる場面がいくつかありました。
中でも一番好きな場面は・・・。
オカンがリリーさんに「貯金とかあるの?」と聞かれたときに、
リリーさんの大学の卒業証書を見せて「これに全部つかってしまった。」と答えるところ。
ほぼ母子家庭状態という金銭的に余裕のない状態で息子を東京の芸大に出し、
卒業させるということの苦しさ、大変さ。
泣くところではないのですが、なかなか胸にくるものがありましたねー。
・・・わたし自身が、地元から遠く離れた大学へ行かせてもらった経験もあるのでしょうけど。
・「模倣犯(文庫版) 全5巻」宮部みゆき著(新潮文庫・2005年)
これも単行本がベストセラーでしたね。映画化もされていますし。
文庫になってから読もうと思って待っていたのですが、単行本が前・後編2冊に対して
文庫が全5巻では、金額的にそんなにお得な感じはしませんでした(笑)
宮部みゆきは時代物以外のミステリーは結構読んでいるのですが、
そのなかでもボリュームもあるし、相当「読ませてくれる」作品だと思います。
全5巻のうち、1巻目で事件の概略が述べられ、
続きの2~4巻では犯人側と事件とのかかわりの描写になるのですが、
ここは結構読んでて気分が重たくなる部分でした。
それでも、宮部作品は内容としては切ない部分も多いのだけれど、
大抵犯人が捕まって「勧善懲悪」となる結末が多いところが、好きです。
・「庭ができました」銀色夏生著(角川文庫・2005年)
こちらは、詩人かつエッセイストの銀色夏生さんの写真エッセイ。
2003年に地元である宮崎に建てた自宅の庭作りの様子が、写真で綴られています。
銀色夏生さんの作品にはじめて触れたのは、まだわたしが中学生の頃。
仲の良かった友人から教えてもらった、のだったと思います。
あのころは、銀色さんといえば風景写真に恋愛の詩を組み合わせた
写真詩集という形での作品が主流でした。
「あの空は夏の中」「わかりやすい恋」「このワガママな僕たちを」などなど・・・。
独特の世界にはまって、ひとり切なくなってみたりしていました(若かったなぁー)
そのあとは詩集や小説を発表しながらも、
年に1冊「つれづれノート」というエッセイ集を発行し、
プライベートを報告してくれていました。
わたしはその「つれづれノート」の大ファンだったのですが、
残念ながら2005年の「つれづれノート 14」で
このシリーズは終わりなんだそうです。
毎年の近況報告を10年以上楽しみにしていた身としては、
ちょっと、いや、かなりさみしい。
で、「庭ができました」。
さすがアーティストの銀色さんだけあって、庭づくりも独創的です。
コンクリートのたたきに、いろんな色のタイルの見本を埋め込んでいったり。
子供達にコンクリートに自由に絵を書かせてみたり。
なにより、敷地300坪の3分の2が庭で占められているので、
スケールがもう個人の「庭」ではなく、「公園」といった方が近いのでは(笑)
そしてわたしとしては・・・。
「去年と今年でも植物の様子は違う。枯れてしまう木もあるし、枯れそうなものが
根付くこともある。いつまでも同じ、なんてどこの世界にもないのかも。」
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by rick-rack
| 2006-01-15 22:02
| 読書
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