2009年に結婚。激動の一年でした。2010年もいい年になりますように。
by rick-rack
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ざらざら
「ざらざら」
川上弘美 著
2006年7月 マガジンハウス
雑誌「クウネル」他に掲載された、23の短編作品集。
大半の作品は「クウネル」ですでに読んでいたものでしたが、
時間が経ってから読み返すと
以前に読んだときとはまた違った文章が心に残ったり。
修三ちゃんには、いつも恋の相談に乗ってもらう。
間違えてあたしがふたまたをかけてしまった時も、
どうしても片思いをあきらめきれなかった時も、
修三ちゃんはものすごく簡潔な助言をしてくれた。
ふたまたの時は、
「どっちの片方を選んでもきっと後悔するから、両方やめたらぁ」。
片思いの時は、「時間の無駄ぁ」。
~「コーヒーメーカー」
人もすなる結婚というものをわれもしてみん、
というわたしたちのおずおずとした気分など、
ミコちゃんはぜんぜん理解しない。
男が自分に飽きてしまうかもしれないと恐れる気持ちも、
去った男にうじうじ執着する気持ちも、
「次」なんかどうやって見つけたらいいのという意気地のなさも、
ミコちゃんにはぜんぜん理解できないのだ。
~「ときどき、きらいで」
「信じられる男がいるんじゃなくて、
信じようって女が決めるかどうか、それが問題なのよ」
~「笹の葉さらさら」
数年後に読み返したら、そのときは、
今とはまた別の文章が心にひっかかるんだろうな。
・・・というより、そうあってほしいな。自分。
川上弘美 著
2006年7月 マガジンハウス
雑誌「クウネル」他に掲載された、23の短編作品集。
大半の作品は「クウネル」ですでに読んでいたものでしたが、
時間が経ってから読み返すと
以前に読んだときとはまた違った文章が心に残ったり。
修三ちゃんには、いつも恋の相談に乗ってもらう。
間違えてあたしがふたまたをかけてしまった時も、
どうしても片思いをあきらめきれなかった時も、
修三ちゃんはものすごく簡潔な助言をしてくれた。
ふたまたの時は、
「どっちの片方を選んでもきっと後悔するから、両方やめたらぁ」。
片思いの時は、「時間の無駄ぁ」。
~「コーヒーメーカー」
人もすなる結婚というものをわれもしてみん、
というわたしたちのおずおずとした気分など、
ミコちゃんはぜんぜん理解しない。
男が自分に飽きてしまうかもしれないと恐れる気持ちも、
去った男にうじうじ執着する気持ちも、
「次」なんかどうやって見つけたらいいのという意気地のなさも、
ミコちゃんにはぜんぜん理解できないのだ。
~「ときどき、きらいで」
「信じられる男がいるんじゃなくて、
信じようって女が決めるかどうか、それが問題なのよ」
~「笹の葉さらさら」
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・・・というより、そうあってほしいな。自分。
by rick-rack
| 2006-08-13 23:22
| 読書
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