2009年に結婚。激動の一年でした。2010年もいい年になりますように。
by rick-rack
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ただ、終わるのだ。
「ニシノユキヒコの恋と冒険」
川上弘美著
2003年11月
新潮社
「ニシノユキヒコ」という男性をめぐる、
10人の女性による、10の物語。
常に沢山の女性と関係をもちながらも、
生涯、一度も結婚することもなく、
誰かひとりに執着することもなく過ごした男性。
そんな彼は、当然、もててしかるべき条件を
(ルックス、社会的基盤、優男ぶりなど)
備えているわけで。
でも、付き合って半年もたてば、どんな女性も
彼の煮え切らない性格と根強い浮気心に愛想を尽かし、
「最終的結論」を彼につきつけて去っていくという。
・・・なんか。
すご~~くわかる。その彼女たちの気持ち。
わたしもそんな男性に出会ったら、
やっぱりカンタンに惚れちゃったりして。
万が一付き合うことになろうものなら
やはり半年後には自分から別れを切り出すんだろうな。
・・・でも、きっと嫌いにはなりきれないんだろう。
ずっと。一生。別れたあとも。
10あるストーリーで一番スキだと思ったのは「おやすみ」。
「ニシノユキヒコ」と三歳年上の女性(職場の上司!)とのお話。
その中で、自分から別れを告げて別れたあと、彼女が思うこと。
”なぜ自分からユキヒコを手放してしまったのだろう、と激しく後悔した。
けれど、手放すだの終わらせるだのという考え方が
間違っているのも知っていた。
ただ、終わるのだ。ものごとは。”
うん、「終わらせる」のではなく、「ただ終わる」んだよね。
「恋はするものではなく、落ちるもの」と
江國香織さんの小説「東京タワー」で出てきていましたが、
まさにそれと対を為す言葉だなぁと思いましたのことよ。
川上弘美著
2003年11月
新潮社
「ニシノユキヒコ」という男性をめぐる、
10人の女性による、10の物語。
常に沢山の女性と関係をもちながらも、
生涯、一度も結婚することもなく、
誰かひとりに執着することもなく過ごした男性。
そんな彼は、当然、もててしかるべき条件を
(ルックス、社会的基盤、優男ぶりなど)
備えているわけで。
でも、付き合って半年もたてば、どんな女性も
彼の煮え切らない性格と根強い浮気心に愛想を尽かし、
「最終的結論」を彼につきつけて去っていくという。
・・・なんか。
すご~~くわかる。その彼女たちの気持ち。
わたしもそんな男性に出会ったら、
やっぱりカンタンに惚れちゃったりして。
万が一付き合うことになろうものなら
やはり半年後には自分から別れを切り出すんだろうな。
・・・でも、きっと嫌いにはなりきれないんだろう。
ずっと。一生。別れたあとも。
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「ニシノユキヒコ」と三歳年上の女性(職場の上司!)とのお話。
その中で、自分から別れを告げて別れたあと、彼女が思うこと。
”なぜ自分からユキヒコを手放してしまったのだろう、と激しく後悔した。
けれど、手放すだの終わらせるだのという考え方が
間違っているのも知っていた。
ただ、終わるのだ。ものごとは。”
うん、「終わらせる」のではなく、「ただ終わる」んだよね。
「恋はするものではなく、落ちるもの」と
江國香織さんの小説「東京タワー」で出てきていましたが、
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by rick-rack
| 2006-07-20 00:41
| 読書
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