2009年に結婚。激動の一年でした。2010年もいい年になりますように。
by rick-rack
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どうして山に登るのか?
「クライマーズ・ハイ」 横山秀夫著 2003年 文芸春秋
この度NHKでドラマ化されるということで、番組予告を見て急に興味をそそられ購入してみました。横山秀夫の本を読むのは初めてでしたが、日航ジャンボ機事故が背景になっているということで本の存在は以前から知っており、元々興味深い1冊ではあったのです。
ジャンボ機の墜落した御巣鷹山のある群馬県の地方新聞社が舞台。空前の飛行機事故でにわかに騒がしくなった社内で起こる、ベテラン記者の事故発生からの濃密な1週間。
ジャンボ機事故の発生で実現はされなかったものの、主人公は事故当日の夜、同僚と「ワースト・オブ・ワースト」と呼ばれるほどの危険な山へ山登りに行く約束をしていました。「山屋」と呼ぶにふさわしいほどの山男である同僚。その彼に比べると主人公は山の経験も浅く、山登りへの情熱も希薄です。
その二人の会話。
下りるために登る・・・一見言葉遊びのようなこの言葉が、後々知ることになる同僚の人生を物語る言葉となっています。
小説を最後まで読むことで、ちゃんとこの言葉に関しての謎解きがされるのですが・・・うーん、深いです。
物語自体は結構重たいテーマを扱っているし、当然明るい話も少なく、主人公も困難の連続というカンジで救われない雰囲気が続くのですが、最後まで読むことで納得のいく読後感を味わえました。
前編を見た感じだと、だいたい原作に忠実な話の流れで作られているようです。
配役も主人公に佐藤浩市、山男の同僚役には赤井秀和。
特別ファンというわけではないのですが、佐藤浩市はかっこよかった。大人の男性ってカンジで。赤井秀和も豪快な山男の役がお似合いでしたよ。でもこのひと、以前よりだいぶ太っちゃった印象があったのですが気のせい?
そのほかの新聞社の同僚や上司の人選もよく、これなら原作を読んだ人がみても雰囲気を壊されずに楽しめるのではないでしょうか。
後編は次週17日(土)に放送なので、見逃さないようにしたいと思います!
この度NHKでドラマ化されるということで、番組予告を見て急に興味をそそられ購入してみました。横山秀夫の本を読むのは初めてでしたが、日航ジャンボ機事故が背景になっているということで本の存在は以前から知っており、元々興味深い1冊ではあったのです。
ジャンボ機の墜落した御巣鷹山のある群馬県の地方新聞社が舞台。空前の飛行機事故でにわかに騒がしくなった社内で起こる、ベテラン記者の事故発生からの濃密な1週間。
ジャンボ機事故の発生で実現はされなかったものの、主人公は事故当日の夜、同僚と「ワースト・オブ・ワースト」と呼ばれるほどの危険な山へ山登りに行く約束をしていました。「山屋」と呼ぶにふさわしいほどの山男である同僚。その彼に比べると主人公は山の経験も浅く、山登りへの情熱も希薄です。
その二人の会話。
主人公 「なあ、お前、どうして山へ登るんだ?」
同僚 「下りるためさ」
主人公 「下りるため・・・・・・?」
同僚 「そう、下りるために登るんさ」
下りるために登る・・・一見言葉遊びのようなこの言葉が、後々知ることになる同僚の人生を物語る言葉となっています。
小説を最後まで読むことで、ちゃんとこの言葉に関しての謎解きがされるのですが・・・うーん、深いです。
物語自体は結構重たいテーマを扱っているし、当然明るい話も少なく、主人公も困難の連続というカンジで救われない雰囲気が続くのですが、最後まで読むことで納得のいく読後感を味わえました。
前編を見た感じだと、だいたい原作に忠実な話の流れで作られているようです。
配役も主人公に佐藤浩市、山男の同僚役には赤井秀和。
特別ファンというわけではないのですが、佐藤浩市はかっこよかった。大人の男性ってカンジで。赤井秀和も豪快な山男の役がお似合いでしたよ。でもこのひと、以前よりだいぶ太っちゃった印象があったのですが気のせい?
そのほかの新聞社の同僚や上司の人選もよく、これなら原作を読んだ人がみても雰囲気を壊されずに楽しめるのではないでしょうか。
後編は次週17日(土)に放送なので、見逃さないようにしたいと思います!
by rick-rack
| 2005-12-11 00:50
| 読書
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