Rick-Rack


2009年に結婚。激動の一年でした。2010年もいい年になりますように。
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底辺女子高生

f0017510_21444428.jpg「底辺女子高生」
豊島ミホ 著
2006年8月
幻冬舎文庫

Webマガジン幻冬舎に1年間連載されたエッセイをまとめたもの。
文庫オリジナル。


豊島ミホちゃん(知り合いでもなんでもないけれど、あえて”ちゃん”付けで)は、
「日傘のお兄さん」を読んだことがきっかけで読み始めるようになったのですが、
中高生時代を書かせたら、ほんとに上手いな~と思います。

来年映画化される「檸檬のころ」、先月発売された「エバーグリーン」などの小説は、
いわゆる青春時代の明るい面を。
そして、この「底辺女子高生」というエッセイでは、自分の高校時代の「底辺」っぷりを
惜しげもなく、しかも笑いを取れるように書ききっている。

このエッセイは幻冬舎のwebマガジンに連載していた頃から大好きで、
毎回の更新をとても楽しみにしていました。
本人によるイラストも面白かったし(漫画家をめざしていただけあって上手いんだこれが)。


「本当の私」なんて探してもいません。
みっともなくもがいている日々こそが、振り返れば青春なんです-。
「底辺」な生活から脱出するために家出した高校二年の春。
盛り下がりまくりの地味な学祭。
「下宿内恋愛禁止」の厳粛なる掟。保健室の常連たち。
出席時数が足りなくて、皆から遅れた一人きりの卒業式。
                       ~文庫背表紙より


なんかね・・・。

わたし自身は家出までする度胸はなかったし、
高校を辞めたいと思いつめることもなかったのだけれど・・・。

でも、

クラスの男子と口をきくのが苦手だったり、

運動が苦手で体育の時間が憂鬱だったり、

赤点まではいかなくとも、嫌いな数学や英語は
あんまり勉強することもなく、おっとっと・・・な成績をとってみたり、

嫌いな授業では「センセイ、なんか熱があるみたいです~」とかいって
保健室のベッドでサボってみたり(本当にそういうときは微熱が出たのです)。

クラスが楽しいとなかなか思えなくても、
部活の仲間や部室にいるときはとても居心地がよく、楽しく過ごせたり。

などなど、程度の差こそあれ、結構このエッセイに共感できる部分が多くありました。
いろいろな部分で。

あまりにもネガティブで自意識過剰で青臭い高校時代のお話なので
明るく楽しく高校時代を過ごした方が読むと
「うーん、なじめない」と思われるかもしれませんが、
わたしにとっては、かなりお気に入りな作品のひとつです。

おまけ:
これを読んでから「檸檬のころ」や「エバーグリーン」を読むと、
「あら。これは豊島ミホちゃんの経験から来ているお話だわねー」
と思える部分がたくさんあって、また楽しめますよ。 おススメ ^^
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by rick-rack | 2006-08-14 21:47 | 読書
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