Rick-Rack


2009年に結婚。激動の一年でした。2010年もいい年になりますように。
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兄弟 vs 姉妹

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〔奥〕  「間宮兄弟」 江國香織著(2004年・小学館)
〔手前〕 「思いわずらうことなく愉しく生きよ」 江國香織著(2004年・光文社)

いずれも、わたしがまだ読んでいなかった江國香織作品(3冊)のうちの2冊です。
このたび図書館で借りることができましたので、早速読破しました。

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・「間宮兄弟」

まもなく映画も上映されるということですが、
江國香織さんの作品としてはめずらしく、男性が主人公であること、
それも、ちっとも冴えない兄弟であること・・・などの理由で、
わたしとしては発売当初からなんとなく敬遠していた作品でした。

が、しかし。
今回読んでみたら、あれれ、すごく面白い!
江國さんの腕にかかれば、冴えない男性二人兄弟の
共同生活という設定も、ほんわかしてなんだかとてもイイカンジです。

そして、まわりの人々の兄弟を見る目と、
兄弟自身が自分たちを思うことのギャップが興味ぶかいところでした。

映画のキャスティングも、間宮兄弟の佐々木蔵之介さん&塚地武雄さんをはじめ、
かなり原作のイメージどおりの俳優さんで面白そう。
間宮兄弟のお母さん役が中島みゆきさんというのも、すごい!

映画化された江國作品はこれまで全て見ていて
今までハズレもなかったことですし、
この「間宮兄弟」もぜひ見てみたいな~と思いました。

・「思いわずらうことなく愉しく生きよ」

こちらはうってかわって、3姉妹が主人公のお話です。
結婚して専業主婦として暮らす長女、
恋人と同棲しながら、外資系の会社でバリバリ働く次女、
自動車教習所の事務をしながら、ひとり暮らしをする三女。

しかし、江國作品の主人公たちですから、
やはり3人それぞれ、一筋縄ではいかないわけで・・・。

そして、この本で一番印象的だったのは、長女夫婦の関係について。
ひらたくいえば、ドメスティックバイオレンス&共依存なふたり、なのです。

江國さんの作品で「神様のボート」という小説があって、
これについては作者自身が「狂気の物語」という形容をしているのですが(確か)、
わたしにとっては、今回の「思いわずらうことなく~」の長女夫妻についての
くだりのほうが、まさしく「狂気」だと感じました。
ほんとに怖かった。

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これで、江國作品でまだ読んでいないものは
「すきまのおともだちたち」を残すのみとなりました。
これもまた、図書館で借りてこようっと。
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by rick-rack | 2006-04-30 13:41 | 読書
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