Rick-Rack


2009年に結婚。激動の一年でした。2010年もいい年になりますように。
by rick-rack
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最近読んだ本~2006年3月・4月

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2月に引越して、たいていのことは便利になってよかったなぁと思うのですが、
通勤時間が短くなったことで読書時間が減った(それまでは通勤電車が
主な読書時間だったので)ことは意外な弊害でした。
もちろん通勤に時間がかからなくなった分だけ家にいる時間は増えたので、
家で読めばいいのでは?という気もするのですが・・・。
そんな中で読んだ3冊。

◆「ネコの気持ちを聞いてごらん」加藤由子著 幻冬舎文庫・2006年

著者の加藤由子さんは、動物関係のライター・エッセイスト。
この本では自分が一緒に暮らしている猫2匹との暮らしぶりを通して、
猫の行動や心理、そして猫と一緒に暮らすヒトの気持ちが描かれています。
ひとつひとつのエピソードは、猫と暮らしたことがあるヒトなら
「こういうこと、あるよねー」と頷けるものなので、
著者の冷静な猫心理分析にも「あぁ。なるほど」と感心するのですが・・・。

ただ、やはり猫の気持ちは、何十年猫と暮らしたひとでも
最終的には会話が成立するわけではないので、把握しきれないということ。
猫によって性格に個体差もあるし、当然のことなんだけれど。
それでも、「なんでも猫のことはわかっています」といわれるより
「わかんないところもあるのよー」と言われたほうが、
著書を信用できるような気がして、わたしとしてはホッとしました。


◆「トータス松本の猫チョップ」トータス松本著 ビクターブックス・1997年

ウルフルズのトータス松本が、以前雑誌に連載していたものをまとめたもの。
内容としては、愛猫3匹に対する愛情にあふれた猫エッセイのほか、
猫についてのうわさ話や書き下ろし小説、対談などもりだくさんです。

トータス松本は、子供の頃は実家の教育もあってか猫が嫌いだったそうです。
しかし、大人になってから猫を好きになる機会があって、
ついには猫と一緒に暮らし始めることに。
それも始めは知り合いから1匹の猫をもらっただけなのに、
そのうちアパートの近所の猫もいつのまにか居つくようになり、
一時期は最大3匹の猫と生活を共にするようになります。
このように「猫が猫をよぶ」現象はわたしのまわりでもよく聞かれるのですが・・・
猫って、わざわざこちらから探しに行かなくても、
来る時はむこうから自然と近づいてくるものなんだなぁ~とますます確信しました。

この本を読んで驚いたことには、↑上で紹介した加藤由子さんが
トータスの対談相手だったことがあります。
加藤さん、わたしは最近知ったのですが、猫業界では有名な方なんですね。


◆「Sydney!(シドニー!)」村上春樹著 2001年・文芸春秋

村上春樹さんが2000年に開催されたシドニーオリンピックを取材し、
まとめたもの・・・と、一般的な紹介では言われていますが・・・。

実際に読んでみると、オリンピックの競技や選手についてばかりではなく、
村上さんがオリンピックの開催期間の3週間のあいだ、
オーストラリアに滞在した滞在記&オーストラリアの歴史・自然・文化などについての
紹介部分が面白い。
まさに、”村上春樹 meets Australia”な一冊でした。

とはいえ、オリンピック競技としては、やはり村上さんが興味を持つ
マラソンや陸上競技の部分が面白かったです。
特にマラソンについては、わたしはこれまでこれといって
興味は持っていなかったのだけれど、この本を読んで印象がかなり変わりました。
限界ギリギリのところでレースを組み立てていくさまは、
まるでF1の世界とも共通しているような・・・。

また、内容以上に面白かったのは、村上春樹さんの文章。
村上春樹さんの著書では、以前に読んだ「アンダーグラウンド」が
とても面白くて印象的だったのですが、これはテーマが特殊だったため
(地下鉄サリン事件の被害者のインタビュー集)村上さん個人の特性や
力量による面白さ、という視点ではあまり見ていなかったのです。
しかし、今回の「Sydney!」を読んで、内容やアプローチ、文体も
かなり違うのにも関わらず、「アンダーグラウンド」と共通した面白さをとても感じました。

村上春樹さん、これまであまり読んだことがなかったのですが、
これからもっと読んでみたいと思いました。

最後に。
「トータス松本の猫チョップ」「Sydney!」の2冊については、
childrenmammyさんのブログで紹介されていたことがきっかけで
読んでみたいと思った2冊です。
2冊ともとても面白かった~。childrenさん、ありがとうございました!
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by rick-rack | 2006-04-09 23:50 | 読書
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